雑記という名の

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モジャ公の完全版アニメ化を望む

藤子・F・不二雄氏とい人物は大衆によく知られている「と思われている」という点では手塚治虫以上ではないかと思われる。児童向け漫画を主としているのは確かであるが青年向け、少年向けの作品も多数書いており青年向けのSF短編などは折に触れて話題にされる。その中でも最も押したい作品は「モジャ公」である。あまりF知識のない人にはそこまで有名ではないがファンならば誰もが納得する鉄板中の鉄板である。

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お馴染みの絵柄から繰り出されるのは壮大な宇宙スペクタクルとシニカルな世界観、それに織り交ぜられるオフビートでときにダークな笑いである。F氏の持ち味がこれでもかと詰め込まれておりどの世代が読んでも味わい深いものとなっている。この作品は一度アニメ化されているのだがこちらは幼年向けにされたものであり原作とは180度異なるトーンの作品となっている。このようなケースはよくあることではあるし今更アニメ化など無理に等しいとは思う。しかし「墓場鬼太郎」という素晴らしいアニメ化の例がある今一概に無いとは言い切れないだろう。今でも原作準拠の「モジャ公」がノイタミナ枠などでアニメ化されることを願っている。